豊中市の空き家率はどれくらい?空き家の現状と今後の対策について
近年、
- 「実家を相続したけれど住む予定がない」
- 「親が施設へ入居し、実家が空き家になった」
このようなご相談をいただく機会が増えています。
豊中市でも空き家は年々増加しており、適切な管理と早めの活用が重要な課題となっています。
■豊中市の空き家率は約15.3%
平成30年(2018年)の住宅・土地統計調査によると、豊中市の空き家率は15.3%です。
これは、約7戸に1戸が空き家という計算になります。
豊中市は大阪府内でも交通アクセスが良く、人気の住宅地として知られています。しかし、高齢化や相続、ライフスタイルの変化などを背景に、空き家は年々増加しています。
■豊中市の空き家率は大阪府内でも比較的高い水準
平成30年(2018年)の住宅・土地統計調査によると、豊中市の空き家率は15.3%で、この数値は、大阪府内43市町村の中でもおおむね12番目に高い水準であり、府内でも空き家対策が重要な自治体の一つとなっています。
一方で、豊中市の空き家の特徴としては、約7割が賃貸用や売却用として市場に流通している空き家です。そのため、管理されずに放置されている空き家だけではなく、売却や賃貸の対象となっている住宅も多く含まれています。
しかし、相続した実家や利用予定のない住宅をそのまま放置してしまうと、建物の老朽化や資産価値の低下につながる可能性があります。空き家は早めに活用方法を検討することで、売却や賃貸などの選択肢が広がります。
■豊中市で空き家が多いエリアとその特徴
令和4年度(2022年度)に豊中市が実施した「空家実態調査」では、市内全域で2,107件の空き家が確認されました。
空き家は市内全域に分布していますが、地域によって件数や特徴に違いがあります。
南部エリア(約570件)
主な地域
- 庄内西町
- 庄内東町
- 庄内幸町
- 豊南町
- 島江町
- 神崎川周辺
南部エリアは、市内で最も空き家件数が多い地域です。
昭和30~50年代に住宅地として発展した地域であり、木造住宅や長屋、共同住宅が多く残っています。建物の老朽化や住民の高齢化が進み、相続後に空き家となるケースも少なくありません。
また、道路幅員が狭い住宅街も多く、建て替えや再開発が難しい物件もあることから、空き家として残りやすい傾向があります。
中北部エリア(約562件)
主な地域
- 豊中駅周辺
- 岡町駅周辺
- 曽根駅周辺
- 蛍池駅周辺
中北部エリアは、南部に次いで空き家が多い地域です。
阪急宝塚線沿線を中心に古くから住宅地として発展してきたため、築年数の古い戸建住宅が数多く存在しています。
特に戸建て空き家は市内でも最も多く、相続したものの住む予定がなく、そのまま空き家となっているケースも見られます。
一方で駅から近い立地も多いため、リフォームや建替えによる活用、売却の需要も比較的高い地域です。
中部エリア(約402件)
主な地域
- 中桜塚
- 夕日丘
- 熊野町
- 長興寺周辺
中部エリアは、住宅地と商業地がバランスよく広がる地域です。
比較的住環境が良い一方で、築年数の経過した住宅も多く、相続や転居に伴って空き家となるケースが見受けられます。
土地の需要が高い地域も多いため、空き家を売却したり建替え用地として活用したりする事例も増えています。
北部エリア
主な地域
- 少路
- 桜の町
- 緑丘周辺
- 国道171号沿線
北部エリア全体では空き家は比較的少ないものの、国道171号と大阪府道43号に挟まれた一部地域では空き家が点在しています。
戸建住宅だけでなく、店舗や事務所跡が空き物件となっているケースもあります。
東部・北東部エリア
主な地域
- 千里中央周辺
- 新千里各町
- 上新田
- 東豊中町
- 服部緑地周辺
このエリアは、市内でも比較的空き家が少ない地域です。
千里ニュータウンをはじめ、計画的に整備された住宅地が多く、住宅需要も高いことから、空き家が発生しても比較的早く売買や賃貸につながる傾向があります。
ただし、服部緑地南側など一部では空き家がまとまって見られる地域もあり、今後は高齢化に伴い空き家が増加する可能性も指摘されています。
空き家が多い地域でも「売れない」とは限らない
空き家が多い地域だからといって、不動産の価値がないというわけではありません。
近年では、
- ✔ 相続した実家の売却
- ✔ 古家付き土地としての販売
- ✔ リフォーム後の賃貸活用
- ✔ 駐車場や家庭菜園としての土地活用
など、地域や物件の特性に応じたさまざまな活用方法があります。
豊中市は大阪市へのアクセスも良く、住宅需要が安定している地域も多いため、早めに相談することでより良い選択肢が見つかる可能性があります。
🔍 豊中市の実態調査で分かったこと
🏠 空き家の多くは戸建住宅
豊中市で確認された空き家の多くは、一戸建て住宅でした。相続後に利用されなくなった住宅や、住み替えなどにより空き家となった住宅が多く見られます。
🌿 約3割の空き家で雑草や庭木の繁茂を確認
調査では、約3割の空き家で雑草や庭木が繁茂していることが確認されました。適切な管理が行われていないことで、景観の悪化や枝木の越境など、周辺環境への影響が生じているケースも見受けられます。
🏚️ 外壁や屋根の劣化が見られる建物も存在
長期間利用されていない空き家では、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、屋根材の破損など、建物の劣化が確認されています。こうした劣化は時間の経過とともに進行し、維持管理や修繕の負担が大きくなる傾向があります。
⚠️ 空き家を放置するリスク
空き家は、利用していなくても定期的な管理が必要です。管理が行き届かない状態が続くと、次のようなリスクが生じる可能性があります。
- 建物の老朽化
雨漏りや腐食などが進み、修繕費用が高額になる場合があります。 - 雑草・樹木の繁茂
敷地内の雑草や庭木が伸び、近隣とのトラブルにつながることがあります。 - 害虫・害獣の発生
空き家は害虫や小動物の住みかになりやすく、衛生面への影響も懸念されます。 - 不法投棄や防犯上の問題
人の出入りが少ない空き家は、ごみの不法投棄や不審者の侵入などのリスクが高まります。 - 災害時の危険性
老朽化した建物は、台風や地震などで屋根材や外壁が飛散したり、倒壊したりする恐れがあります。 - 資産価値の低下
劣化が進むほど売却や活用が難しくなり、不動産としての価値が下がる可能性があります。
さらに、管理状況によっては行政から改善の指導や勧告を受ける場合もあります。空き家は放置せず、早めに管理や活用方法を検討することが大切です。
💡 空き家にはさまざまな活用方法があります
「思い出のある家だから、すぐには手放せない」
「まだ使える家なので、壊すのはもったいない」
そのようなお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
💡 空き家の活用方法の一例
空き家は「売る」だけが選択肢ではありません。建物の状態や立地、ご家族のご意向によって、さまざまな活用方法があります。
🏠 売却する
利用予定がない場合は、売却することで維持管理の負担や固定資産税などの負担を軽減できます。早めに売却を検討することで、建物の価値を保ちやすくなる場合もあります。
🏠 賃貸住宅として貸し出す
リフォームや修繕を行うことで、戸建賃貸や貸家として活用できる可能性があります。家賃収入を得ながら資産を活用したい方に適した方法です。
🏠 リフォームして活用する
ご自身やご家族が住む住宅として再利用したり、事務所や店舗など別の用途へ活用したりする方法もあります。建物の状態によっては、新たな価値を生み出すことができます。
🏠 家庭菜園として利用する
建物をすぐに活用しない場合でも、庭や空きスペースを家庭菜園として利用することで、定期的な管理につながります。雑草対策にもなり、空き家をより身近な存在として維持できます。
🏠 駐車場や資材置場として活用する
建物を解体した土地は、月極駐車場や資材置場として活用できる場合があります。初期投資を抑えながら土地を有効利用できるケースもあります。
🌱 豊中市で空き家をお持ちの方へ
豊中市は住宅需要が高いエリアも多く、空き家の活用方法は物件ごとに異なります。
「まだ住む予定はないけれど、このままで大丈夫だろうか?」
「売却した方がいいのか、それとも貸した方がいいのか?」
このようなお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様一人ひとりの状況に合わせて、最適な活用方法をご提案いたします。










