築50年の古い家は解体せず売れる?3つの売り方と費用比較【豊中市・北摂】
「築50年の家は売れる?」「先に解体したほうがいい?」。古い家でも、建物を残したまま売れる可能性があります。まずは解体前の状態で査定を受け、壊す場合と比べてみましょう。
まず知っておきたいこと
先に解体を決めず、
費用を引いた「残るお金」で比べる。
見るのは土地の条件・建物の傷み・売却を急ぐかの3点。築年数だけで、売れる・売れないは決まりません。
豊中市・北摂で仲介と自社買取・再生を行うスペースグリーンが、3つの売り方と、解体前に確認したいことを実例付きで紹介します。
築50年の家を売る、3つの方法
まずは次の3つを候補にします。仲介は「不動産会社に買主を探してもらうこと」、直接買取は「不動産会社そのものに買ってもらうこと」です。
①②は買主探しの期間と仲介手数料を見込みます。③は再販売や改修の費用が織り込まれ、仲介での想定成約価格より低くなる傾向があります。会社と直接売買する場合は通常、仲介手数料はかかりません。別の仲介会社が入る場合は別途確認が必要です。
まだ決められない場合は?
「そのままの査定額」「更地の査定額と解体見積もり」「直接買取の提示額」をそろえましょう。建物を残すかどうかと、誰に売るかを分けて考えると整理できます。
解体して高く売れても、残るお金が減ることがある
たとえば、解体で売却額が250万円上がっても、工事に300万円かかれば、その分だけでは費用を回収できません。
以下は説明用の架空例です。豊中市の相場や解体費用の目安ではありません。
そのまま売る
売却額 1,800万円
売主の解体費 0万円
差引 1,800万円
解体して売る
売却額 2,050万円
売主の解体費 300万円
差引 1,750万円
この例では、そのまま売るほうが50万円多く残ります。
比較するのは売却価格と、そのために必要なお金の両方です。
ここでは解体費だけを引いています。最終的な手取りは、仲介手数料・家財処分費・測量費・登記費用・税金・売却までの維持費なども差し引いて比べます。ローンが残る場合は、その返済額も確認します。
解体の見積もりは「全部でいくら?」を確認
解体費は家の大きさだけでなく、前の道の広さ、隣家との距離、家財の量などでも変わります。同じ工事範囲で見積もりを取り、別料金になる項目を確認しましょう。
| 費用の項目 | 見積書で確かめること |
|---|---|
| 建物・基礎 | 基礎の撤去と、地面を整える作業まで含むか。 |
| 工事の準備 | 足場・防音や粉じん対策。重機が入れない場合の追加費用。 |
| 石綿の調査 | アスベストの調査費と、見つかった場合の処理費。 |
| 家財・庭まわり | 家具・不用品・塀・庭木の処分をどこまで含むか。 |
| 地中の埋設物 | 古い基礎などが出た場合、追加費用をどう決めるか。 |
| 工事以外 | 建物を解体した後の登記、測量・境界確認は別費用か。 |
建物の解体では石綿の事前調査が必要です。調査方法や資格者の要件は、厚生労働省の案内をご確認ください。
解体を契約する前に、確認する5つのこと
1. 壊した後に、家を建て直せるか
今そこに家があっても、同じように建て直せるとは限りません。道路の種類や、敷地と道路の接し方を調べる必要があります。建て替えが難しい物件は、現状の建物を使う方法も含めて検討します。具体的な売却方法は再建築不可物件の売却方法・価格・買取で解説しています。
豊中市・北摂でも、路地沿いでは工事車両が入れるか、坂のある土地では擁壁や搬出経路に問題がないかで、費用と売り方が変わります。同じ地域・築年数でも、一軒ずつ確認します。
道幅4m未満の道路や路地に面する豊中市の物件については、道が狭い家の売却ガイド(接道・セットバック・再建築の確認方法)も参考にしてください。解体の前に道路の扱いを確認する理由と、市の調べ方をまとめています。
2. 隣の家とつながっていないか
長屋や連棟住宅は、壁や屋根を隣家と共有している場合があります。自分の家だけを解体できるか、切り離した後の補修が必要かを確認しましょう。詳しくは長屋・連棟住宅の売却ガイドにまとめています。
3. 不具合・家財・名義をどう整理するか
雨漏り・傾き・シロアリなど、分かっている不具合は伝えます。「現状有姿(今の状態のまま)」で売っても、説明が不要になるわけではありません。修理の負担や引渡し後の責任を契約で整理します。
家具などの家財は、すべて処分する前に相談できます。相続した家は、登記名義と相続人の意向も確認してください。相続した実家を売る手順はこちら。
4. 解体補助金を使えるか
豊中市の「木造住宅の除却補助制度」は、条件に合う住宅の解体費を補助する制度です。築50年というだけで、必ず使えるわけではありません。
豊中市の制度の要点(2026年度)
- 対象の基本条件:1981年5月31日以前に建てられた、地階を除く2階以下の木造住宅で、耐震性が不足していること。
- 所有者の条件:個人所有で、所有者全員の所得・資産などにも要件があります。
- 補助額:解体工事費と40万円のうち、低いほうの額。
- 順番:市へ事前相談 → 申込み → 交付決定 → 工事契約。
市の交付決定より先に工事を契約すると、補助の対象外です。
交付申込は2026年12月28日まで。工事完了・費用支払い後の実績報告は2027年1月29日までです。予算に達すると受付を終了する場合があります。市の制度案内と2026年度の手引きで、対象条件と受付状況をご確認ください。
5. 解体後の税金と、相続の特例
土地にかかる税金:住宅を壊すと、住宅用地の税負担を軽くする特例が外れる場合があります。必ず税額が6倍になるわけではありませんが、売却まで更地で持つ期間も含めて確認しましょう。豊中市の住宅用地の特例
相続した空き家を売るとき:条件を満たせば、売却益から最大3,000万円を差し引ける特例があります。税金が3,000万円戻る制度ではありません。対象の家と土地を取得した相続人が3人以上の場合など、控除額にも違いがあります。
2024年以降の売却では、所定の条件を満たし、売った年の翌年2月15日までに家全体を解体する方法も対象になり得ます。先に壊す必要があるかを、契約前に税理士へ確認しましょう。控除の条件・期限を詳しく見る / 国税庁の制度案内
実例で見る「壊さず売る・残して使う」
スペースグリーンでは、古い家を次の使い手につなぐ仲介と、自社で取得して再生する取り組みの両方を行っています。
江坂|解体せず売り、住み替えの時間も確保
吹田市江坂エリアの相続した約56坪のご自宅は、古家付き土地として売却しました。司法書士・税理士と連携し、相続登記や税務の整理と並行して買主探しを進めた事例です。
売主様が決済後も約3か月住める条件を調整し、住み替えの時間も確保。建物を先に壊さなくても、価格と引渡し条件を整えて売却につなげられたケースです。

堺市|築古の戸建てを買い取り、改修して再生
堺市堺区神石市之町では、築古の木造戸建てを自社で取得。床・壁や水回りを整え、既存の柱や住まいの表情を生かして再生しました。


築年数だけで解体を決めず、現地で再生の余地を確かめる。安全性、改修費、次に使う人がいるかを確認するのが、当社の考え方です。この物件の改修内容を見る
ほかの活用例:築約55年の文化住宅を改修し、賃貸として再活用。売却と賃貸で迷う場合は、相続した実家を売る・貸す比較も参考にしてください。掲載事例はすべての物件で同じ結果を保証するものではありません。
まず何をすればいい?相談の3ステップ
- 住所と、今困っていることを伝える築年数が正確に分からなくても、家財が残っていても、まずは現状をお聞かせください。
- 土地・建物と、売却の希望を確認する道路、建物の状態、名義を調べ、売りたい時期や先に使える費用を整理します。
- 3つの売り方を比べ、進め方を決める査定額、必要な費用、期間、片付けの負担を比較。登記・税金・工事は必要に応じて専門家と確認します。
手元にあれば役立つもの
固定資産税の納税通知書、間取り図、外観や室内の写真。相談のために、すべてそろえる必要はありません。
よくあるご質問
質問を押すと回答が開きます。
雨漏りがある家でも売れますか?
売れる可能性はあります。不具合を説明したうえで、改修を前提とする買主や買取会社と相談します。傷みの程度によって、価格と契約条件は変わります。
売る前にリフォームしたほうがよいですか?
まずは今の状態で査定を受けましょう。買主が自分の好みに直したり、建物を解体したりする場合もあり、かけた費用を売値に上乗せできるとは限りません。
家財が残ったままでも売れますか?
買主との合意次第です。直接買取では片付け込みの条件を相談できる場合があります。残す物、処分する物、費用の負担を契約で決めます。詳しくは家財が残ったままの家を売却する方法で整理しています。
建て替えできない家でも相談できますか?
はい。売却できる可能性はありますが、買主や使い方が限られ、価格や融資にも影響します。道路・権利関係を調べ、現状での売却や買取、再利用を検討します。
豊中市・北摂の古い家、解体前にご相談ください
家族が暮らした家をどうするか、すぐに答えが出なくても大丈夫です。スペースグリーンでは、売主様の希望を伺い、残せる価値と必要な費用を一緒に整理します。
関連ガイド:豊中市の空き家の選択肢 / スペースグリーンの不動産買取 / 空き家管理・見守り
制度の確認:2026年10月13日。補助金・税金の適用は物件や所有者の状況で異なります。本文の公式案内をご確認ください。アイキャッチはイメージ画像、本文の物件写真は当社の実際の取扱事例です。
古い家で一緒に確認したいこと
豊中市の地域データも確認:築古住宅を残す・解体する・売る判断では、市内の空き家構成や中古戸建の流通状況も参考になります。 豊中市の空き家・中古戸建データを見る →

